KIMAママと流木パパ

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【 食育】おすすめ絵本

こんにちはー(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ
金曜日ですね!主人はここず〜っと、日付けが変わる頃に帰って朝は8時に出勤です。
睡眠不足が心配です。
それでも朝は子供達と少しでも触れ合おうと、会話を大切にしてくれてとても感謝です。



さて、本日はぜひ子供達と読みたい絵本を紹介します!



「いのちをいただく」
みぃちゃんがお肉になる日

原案 坂本義喜
作 内田美智子
魚戸おさむとゆかいななかまたち


この本は、食肉解体作業員として働いていた坂本さんの実際に体験した本になります。食肉解体作業は、運ばれてきた動物たちを人間のために肉にする仕事です。当時坂本さんは、動物たちに対してかわいいとかかわいそうとかいう感情はなく、ただ大きな獰猛な存在であり、早く解いて肉にすることしか考えていませんでした。

そんなある日、小さな女の子がこれから食肉になる牛(みぃちゃん)との別れを寂しがり、ごめんね、ごめんね、とみぃちゃんの首から肩をなでている姿を見てしまいました。
その時のみぃちゃんの幸せそうな顔を見て、初めて「この牛だけは解きたくない」と思ったそうです。


その晩、息子の忍くんにみぃちゃんの事を話したら、
「お父さんの代わりに心のない人がしたら苦しむから、お父さんがお肉にしてやって」と言われたそうです。


そして次の日みぃちゃんを解く日が来てしまいます。今までは何の感情もなく、ただただ肉にしていた牛でしたが、みぃちゃんが少しでも楽な気持ちで天国に行けるよう、優しくなでてあげました。すると初めは威嚇していたみぃちゃんが動かなくなり、その大きな目には涙がこぼれていたそうです。

絵本では、お肉になったみぃちゃんを泣きながら「みぃちゃんいただきます」「おいしかぁ、おいしかぁ」と食べている女の子が非常に印象的です。


辛い絵本にも感じますが、この坂本さんの様なお仕事がなければ、私達人間はお肉を食べる事が出来ません。
どんなに口で、「動物の命を頂いているんだよ。ありがたく食べようね」と子供に伝えても、あまりピンとこないと思います。
スーパーに行けばキレイにカットされたお肉があるため想像しにくいでしょぅ。

けれど、みぃちゃんの様に大事に大事に育てられてきた牛が、人間のために解かれお肉になる。そして、坂本さんの様な大変なお仕事をしてくれる人がいる事で私達の食卓にお肉を並べることが出来るです。
その様な流れがある事を子供達には解って欲しいと思います。

「人間は、あらゆる命を殺生して頂いていくしかありません。それを頂く限りは感謝を持って最後まで頂く事が、私達人間に課せられた義務なのです。」
この絵本の作者でもあり、助産師である内田美智子さんの言葉です。


この絵本を読むと、
「いただきます」と「ごちそうさま」を今まで以上に心を込めて言おう。そう思えると思います ⁎ᵕᴗᵕ⁎ ♡